まずは原作を読んで…
武蔵関に、芝居小屋があるのをご存知だろうか?
マニアの間では評判の劇団だ
14日の日曜日、中秋の名月。
その日に、その芝居を見たのは何かの縁だったのか…
芝居を見終わって、それから仕事をしたのだが、なんだかフワフワとした気持ちが抜けず、手のあいた時間に外へ出てみた。すっかりと綺麗な月が僕を見ていた
月が明るすぎて、「僕の星」がどこにあるのか、分からなくなってしまった
その日の芝居は「星の王子様」
自分の星から地球に落ちて来た、素敵な王子様の切ない物語
王子様は自分の星を覚えている‥
現実と夢の間を駆け抜けた、「サンテグジュペリ」の話だ
僕の星というのは、夢の話とか、空想の話ではない
実際にある「僕の星」だ
星の名前には「JEAN'S KITCHEN」と付いている
でも、星の座標は誰にも教えてあげない
そんなのを知ったところで何の役にも立たない
役に立つのは、ずっと数字を数えてる「実業屋」くらいのものだ…
実業屋はお金の事だけを考えている
お金はたいしたモノじゃない。でもお金は大切だ。
実業屋は少しはき違えているのかもしれない
遠い九州のはずれ、鹿児島の吹上という町がある
白い砂浜が長く続く、海沿いの町だ
そこに昔からの仲間がいる
彼は先日、ひどい「実業屋」のおかげで、テレビに出る事になってしまった
10年前、まだまだ売れない時代に、「芋焼酎」を世界に出すぞ!と頑張っている20代の青年だった
新作の焼酎が出来たとき、ジーンズキッチンに彼が酒販店を呼び、試飲会を開いた事もあった
自分の蔵の焼酎に「事故米」が使用されていたと発表した
だがそれは一種類の焼酎だ
他の焼酎には混入してはいない
だが、スーパーなどでは既に店頭から「その他」の焼酎も下げられてしまった
風評被害である
今ではお互い忙しく、中々会う事もなくなってしまったが、あの日の事があるから忘れる事はない
星の王子様にキツネは言う「めんどうを見たのだから、責任を取らなくちゃ、いけないよ」
僕に出来る事は、彼の焼酎を売る事だけだ
富乃宝山、吉兆宝山
10年以上前、初めて心から、香りが良くて、口の中で甘みが広がるお酒だと感じた焼酎だ
焼酎が「ブーム」などと言われるようになったのは、彼が大きく貢献したからだ
一杯でも多く、焼酎好きの人に、彼の情熱を伝えたい
西酒蔵、西 陽一郎に捧ぐ
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